今の痛み・つらさは未病予防の扉かもしれません

難病の「バージャー病」杖を使わなくても歩けるようになる

12月末、歩行時に左足が疲れやすくなり、初めは腰でも悪いのかと思っていました。
しかし、数日後には徒歩5分の距離の駅に行くだけでも、途中3回ぐらい休まないといけなくなってしまいました。
正月三が日あけに病院を受診、すぐに自治医大さいたま医療センター心臓外科を紹介され、下肢動脈閉塞と診断され、病床が空き次第入院ということになりました。

1月8日に入院し造影検査などを行ったところ、当初予定されていたバイパス手術は適応しないことがわかりました。
主治医からは「つなぐ血管がない」と言われました。最悪は血流のある部分での切断であるということもこの時点で言われました。

効果の保証はできないという前提で血栓除去の手術を受けましたが、再度の造影検査でも効果が認められませんでした。

動脈硬化はそれほど進んでいないため、難病の「バージャー病」であると診断されました。
その後、麻酔科による神経ブロック療法を試みましたが効果が得られず、左足に壊死や潰瘍の症状が出てきたこともあり再生医療を進められ、2月に埼玉医大国際医療センター心臓内科を紹介されました。

この時点ではバージャー病により左足に常に痛みがあり、歩行は困難であり、5分程度の距離を30分ぐらいかけて歩くような状況でした。

埼玉医大では「自己単核球移植」という、血液中から血管を作る細胞を採取して患部に移植するという先進医療による治療を受けました。
1週間の入院を2回して、その後外来治療に移行しました。
この時点でもまだバージャー病で満足な歩行はできず、左足の小指の壊死はもう戻らないと言われ、手術による切断ではなく、患部を消毒しながら自然に脱落するのを待つということになりました。

退院して間もない3月末、古い知人からたまたま連絡があり、バージャー病の話をしたところ、奥野先生を教えてもらいました。
当時、実は助かりたい一心で代替医療的な治療法もいろいろ調べており、ただどの治療が信頼できるのかわからず躊躇していた時期でした。
信頼できる人からの紹介であり、奥野先生の治療の姿勢もうかがってとても興味を持ちました。

そして、昨年の5月連休のときにはじめて秩父分院にお伺いしました。
すると、その5日後に壊死した左足小指が脱落したのです。
検証のしようがないので、たまたまなのかもしれないと思いつつ、あまりにもタイミングが合っていることから、何かバージャー病に対する治療の成果が現れているように思えて仕方ありませんでした。

以後、秩父分院診療日に自分の休みが重なるたびにお邪魔しております。
2度目に伺ったのが去年のお盆のときで、その頃はまだバージャー病のため杖をついて歩いていたのですが、治療の直後から杖を使わなくても歩けるようになりました。
その後も年末や春休み、そして今年の夏休みの時期と、とびとびではありますがお世話になっております。

おかげさまで現在は長距離を歩かなければ、日常生活では問題なく過ごせております。
5月には一度3km程の距離を歩いてみましたが、以前より時間はかかったものの歩ききることができました。
今後ともよろしくお願いいたします。

バージャー病の治療 男性

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